マークオブディスティンクション (Markofdistinction) はイギリスの競走馬。1990年のクイーンエリザベス2世ステークス (G1) に優勝した。

なお、アルファベットの綴りで"of"の左右に空白がないのは馬名制限(空白文字を含む18字までで、空白を入れると19字になる)のため。

戦績

1988年10月28日、ニューマーケット競馬場の未勝利戦 (芝6ハロン) でデビューし、勝利 (タイム1.14.86)。翌1989年、G1イギリス2000ギニー(イギリス三冠初戦、ニューマーケット競馬場。皐月賞のモデルレース。)で4着となった。4歳時の1990年から本格化、1990年のG2トラストハウスフォルテマイル(サンダウン競馬場)、G2クイーンアンステークス (現G1、アスコット競馬場)、G1クイーンエリザベス2世ステークス (アスコット競馬場) に勝利した。同年のブリーダーズカップ・マイル (1990年、ベルモントパーク競馬場)を最後に引退。

引退までの12レースで5着以内に入れなかったのは引退レースとなったブリーダーズカップ・マイルのみである。

主な勝ち鞍

  • 1990年
    • トラストハウスフォルテマイル (G2)
    • クイーンアンステークス (G2)
    • クイーンエリザベス2世ステークス (G1)

種牡馬として

引退後の1991年に日本へ輸出され種牡馬となり、のちに鹿児島で供用。

コウエイロマン(小倉3歳ステークス (GIII) )、ホッカイルソー(日経賞 (GII) 、オールカマー (GII) )などを輩出した。とくに鹿児島に移ったあとは九州のエース種牡馬として活躍、また数少ないマンノウォー系(マッチェム系)の種牡馬でもあったが1996年に死亡。ホッカイルソーがおもな後継種牡馬である。

代表産駒

  • 1992年産
    • ホッカイルソー(日経賞、オールカマー、ジュニアカップ、府中3歳ステークス)
  • 1993年産
    • マジックリボン(全日本サラブレッドカップ、名古屋記念、読売レディス杯、くろゆり賞)
    • マイネルワイズマン(UHB杯)
    • ナギサ(HTB賞)
  • 1994年産
    • ニッポーアトラス(ディセンバーステークス、アイルランドトロフィー)
    • セイントサブリナ(東京3歳優駿牝馬、青雲賞)
    • イージースマイル(金の鞍賞、花吹雪賞、黒潮皐月賞、高知優駿、RKC杯)
  • 1995年産
    • ユメノセテコウユー(北九州短距離ステークス3着、種牡馬)
  • 1996年産
    • コウエイロマン(小倉3歳ステークス、フェニックス賞)
    • マークキングオー(ひまわり賞)
  • 1997年産
    • アイティースワロー(霧島賞、たんぽぽ賞、シルクロードステークス3着)
    • カシノエトワール(ひまわり賞)
    • マークオー(霧島賞)
    • マークオブハート(北斗盃、エトワール賞)

母の父としての代表産駒

  • サウンドザビーチ(TCK女王盃)
  • ショウリュウ(ハイセイコー記念)
  • カシノチェスト(たんぽぽ賞)
  • ヒビケジンダイコ(せきれい賞)

血統表


脚注

外部リンク

  • 競走馬成績と情報 netkeiba、JBISサーチ、Racing Post

マーク・オブ・ザ・ウィッチ

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