2023 FIFA U-20ワールドカップ(英: 2023 FIFA U-20 World Cup)は、2023年5月20日から6月11日にかけてアルゼンチンで開催された23回目のFIFA U-20ワールドカップである。当初は2021年にインドネシアで開催される予定だったが、新型コロナウイルス感染症の世界的流行により中止となり、2023年にインドネシアで改めて行われる予定であった。インドネシアでは初の開催となるはずだった。しかし、イスラエル参加が決定したことにインドネシア国内で抗議の声が上がり、それを受けFIFAはインドネシアの開催権を剥奪した。その後アルゼンチンでの開催が決定した。ウルグアイが初優勝を果たした。
出場資格
各チームの登録人数は21人 (うち、ゴールキーパーは3人まで)。年齢制限は、誕生日が2003年1月1日から2007年12月31日までの選手。
開催地決定まで
2020年12月24日、新型コロナウイルス感染症の影響で2021年大会が中止となり、同大会の開催地に決まっていたインドネシアが2023年大会の開催地になることがFIFAにより決定された。
しかし、イスラエルの本大会出場が決まると、パレスチナ問題で対立しイスラエルと国交のないインドネシア国内ではバリ州や中部ジャワ州の知事などがイスラエルの参加拒否を唱えるなど抗議の声が上がり、それを受けFIFAは2023年3月29日、FIFAのジャンニ・インファンティーノ会長とインドネシアサッカー協会のエリック・トヒル会長の会談を経てインドネシアの開催権を剥奪することを発表した。
2023年4月18日、FIFAは代替開催国をアルゼンチンとし、インドネシアに替わり同国に出場権を与えることを理事会で承認し、公式発表した。なお、本大会の開催が予定されていたインドネシアは2023年6月23日に2023年11月10日から12月2日にかけて開催された2023 FIFA U-17ワールドカップの開催国に決定した。
出場国
予選の結果、ドミニカ共和国とイスラエルが初出場を果たした。ドミニカ共和国は男女や世代別を含めてFIFA主催の大会出場は今大会が初めてである。また、イスラエルもUEFA転籍以降では今大会が初めてである。
会場
会場は、ラプラタ、サンティアゴ・デル・エステロ、メンドーサ、サンフアンの4都市で開催される。
組み合わせ抽選
組み合わせ抽選は、2023年4月21日にチューリッヒのFIFA本部で行われた。ポット分けに関しては直近5大会の成績に基づくポイント(より新しい大会の成績によるポイントに重きが置かれる)と各大陸予選の優勝チームに与えられるボーナスポイントをもとに決められ以下の通りとなった。
グループステージ
各グループ上位2チームと3位のうち上位4チームが決勝トーナメントに進出する。
日時はすべて現地時間(UTC-3)
順位決定方法
順位は勝ち点の合計により決定する。勝ち点が同じ場合は以下の順で基準を適用し決定する。
- グループ全試合での得失点差
- グループ全試合での得点
- 当該チーム間の対戦における勝ち点
- 当該チーム間の対戦における得失点差
- 当該チーム間の対戦における得点
- 試合で受けたカードの枚数をポイント化し(イエローカード=-1、イエローカード2枚によるレッドカード=-3、一発レッドカード=-4、イエローカードの後一発レッドカード=-5)その高い順
- 抽選
グループA
グループB
グループC
グループD
グループE
グループF
各グループ3位の順位表
各グループの3位のチームから、上位4チームが決勝トーナメントに進出する。
決勝トーナメント
決勝トーナメントでは、90分が終わって同点の場合15分ハーフの延長戦を行いそれでも決しない場合はPK戦で勝者を決める。
組み合わせ
ラウンド16
準々決勝
準決勝
3位決定戦
決勝
優勝国
得点ランキング
表彰
FIFAフェアプレー賞
- アメリカ合衆国
個人各賞
出典
関連項目
- 2023 FIFA U-17ワールドカップ
- スポーツにおけるイスラエル・ボイコット
外部リンク
- 2023 FIFA U-20ワールドカップ アルゼンチン




