飛山濃水杯(ひざんのうすいはい)は、岐阜県地方競馬組合が笠松競馬場ダート1400mで施行する地方競馬の重賞競走である。格付けはSPII。正式名称は「岐阜新聞社・岐阜放送賞 飛山濃水杯」。
レース名は岐阜県の自然、地形を表す言葉「飛山濃水」に由来する。
概要
2019年にサラブレッド系4歳以上による東海・北陸・近畿地区交流の重賞競走として新設された。創設時の距離は1600m、格付けはSPIII。
2020年から距離が1400mに短縮され、中央競馬のスプリンターズステークスステップ競走への地区代表馬選定競走となった。
2023年より東海地区限定競走に変更となった。
2024年に出走条件が4歳以上かつ西日本地区(金沢・東海・近畿・高知・佐賀)交流に変更され、SPIIに格上げとなった。また、オグリキャップ記念のトライアル競走に指定され、本競走の2着以上に同競走の優先出走権が付与されるようになる。
条件・賞金(2024年)
- 条件
- サラブレッド系4歳以上、西日本交流。
- 他地区所属馬は自場所属として前年4月5日から本年4月11日までの期間に出走している必要がある。東海所属馬は、前年4月14日から本年4月19日の期間に東海所属として出走している必要がある。
- 出走枠は他地区所属5頭以下、東海所属7頭以上(原則笠松4頭以上、名古屋3頭以下)。
- 負担重量
- 別定(57kg、牝2kg減)
- 賞金額
- 1着500万円、2着175万円、3着100万円、4着50万円、5着25万円、着外5万円。
- 副賞
- 岐阜新聞社・岐阜放送賞、東海農政局長賞
- 優先出走権付与
- 2着以上の馬にオグリキャップ記念の優先出走権が付与される。
歴史
- 2019年 - サラブレッド系4歳以上による東海・北陸・近畿交流の重賞競走「道新スポーツ賞 飛山濃水杯」として創設。距離は1600m。
- 2020年
- 施行距離を1400mに変更。
- 中央競馬のスプリンターズステークスステップ競走への地区代表馬選定競走に指定される。
- 2021年 - 不祥事による開催自粛のため施行なし。
- 2022年
- 施行時期を5月から6月に、出走条件が「4歳以上」から「3歳以上」にそれぞれ変更。
- 2023年
- 競走名が「岐阜新聞社・岐阜放送賞 飛山濃水杯」に変更。
- 出走条件が東海所属に変更。
- 2024年
- 出走条件が「3歳以上」から「4歳以上」に、東海所属限定から西日本交流に変更
- SPIIに格上げ。
- 施行時期を6月から4月に変更。
歴代優勝馬
各回競走結果の出典
- 飛山濃水杯 歴代優勝馬 - 地方競馬全国協会
- JBISサーチ
- 2019年,2020年,2022年,2023年,2024年
脚注



