フッ化ウラン(III)または三フッ化ウランは化学式 UF3 で表されるウランとフッ素の化合物である。

生成

フッ化ウラン(IV)をアルミニウムとともに900 ℃に熱することで生じる。

3 UF 4   Al 3 UF 3   AlF 3 {\displaystyle {\ce {3UF4\ Al -> 3UF3\ AlF3}}}

また、化学当量のウランと反応させることでも生じる。

3 UF 4   U 4 UF 3 {\displaystyle {\ce {3UF4\ U -> 4UF3}}}

性質

フッ化ウラン(III)は融点1,494℃の紫色固体である。1,200℃以上で不均化してフッ化ウラン(IV)とウランに分解する。 結晶は三方晶系で、格子定数は a = 717.9 pm、c = 734.5 pm である。構造はフッ化ランタンと同様で、1個のウランイオンを9個のフッ化物イオンが取り囲み、やや歪んだ三冠三角錐構造をなしている。

脚注


Periodic Table U

六フッ化ウランの製造法

添付9~14

字幕:ビデオグラフィック「ウラン濃縮」 写真1枚 国際ニュース:AFPBB News

六フッ化ウラン輸送容器