『恋の渦』は、演劇ユニット・ポツドールによる日本の演劇作品、およびそれを原作とした日本映画。
脚本・演出は三浦大輔。岸田國士戯曲賞受賞作『愛の渦』に続く、ポツドール「渦」シリーズ第二弾。合コンを機に集まった9人の男女が過ごす4つの部屋を舞台に、本音と嘘が何重にも交じり合った恋愛の本質を描く。
あらすじ
友人オサムに女の子を紹介するために、ある若い同棲カップルのコウジとトモコはホームパーティを企画する。一同は紹介されたユウコのルックスにがっかりし、険悪な雰囲気になる。全てが空回りし、微妙な空気のままコンパは終わったはずだったが、その夜を境に、パーティから帰ったそれぞれの部屋では男女9人の交錯する恋心と下心、本音と嘘が渦巻いていく。
舞台
2006年11月29日 - 12月10日、THEATER/TOPSにて上演。
キャスト(舞台)
- 米村亮太朗
- 古澤裕介
- 鷲尾英彰
- 美館智範
- 河西裕介
- 小林康浩
- 遠藤留奈
- 内田慈
- 白神美央
- 小島彩乃
スタッフ(舞台)
- 脚本・演出 : 三浦大輔
- 企画・制作 : ポツドール
映画
大根仁監督による長編映画第2作。山本政志監督率いる映画ワークショップ「シネマ☆インパクト」内の1企画として制作された。キャストは全員ワークショップで選ばれた俳優陣で構成され、顔合わせ1週間でクランクイン、わずか4日間で撮り上げた。
2013年3月30日 - 4月19日の「シネマ☆インパクト」限定上映で連日満席の上、追加上映までされる大ヒットを記録したことから、同年7月6日より渋谷シネクイントで単独公開された。さらに反響を呼び、同年8月31日からは全国順次拡大ロードショーされた。
キャスト(映画)
- コウジ:新倉健太
- トモコ:若井尚子
- カオリ:柴田千紘
- ユウコ:後藤ユウミ
- ユウタ:松澤匠
- ナオキ:上田祐揮
- タカシ:澤村大輔
- オサム:圓谷健太
- サトミ:國武綾
- 松下貞治
スタッフ(映画)
- 監督・撮影・編集:大根仁
- 原作・脚本:三浦大輔
- 制作:山本政志
- 撮影:大関泰幸、高木風太
- 録音:岩倉雅之、光地拓
- 編集:大関泰幸
- 制作担当:吉川正文
- 助監督:甫木元空
- 美術:碓田佐紀子
- 美術協力:磯見俊裕
- ヘアメイク:影山聡美
- 衣装協力:伊賀大介、destination Tokyo
- 配給・製作:シネマ☆インパクト
- 配給・宣伝:SPOTTED PRODUCTIONS
受賞
- 第5回TAMA映画賞 特別賞(大根仁監督、及びスタッフ・キャスト一同)
- 第23回日本映画プロフェッショナル大賞 新人奨励賞(『恋の渦』俳優チーム)
脚注
注釈
出典
外部リンク
- vol.15 恋の渦 | ポツドール
- 映画『恋の渦』公式サイト




