糸島郡(いとしまぐん)は、福岡県にあった郡。
郡域
1896年(明治29年)に行政区画として発足した当時の郡域は、下記の区域にあたる。
- 福岡市
- 西区の一部(概ね今宿青木、今宿上ノ原以西)
- 糸島市の全域
歴史
- 明治29年(1896年)
- 4月1日 - 郡制の施行のため、怡土郡・志摩郡の区域をもって発足。以下の町村が所属。(19村)
- 旧・怡土郡(8村) - 福吉村、深江村、一貴山村、長糸村、加布里村、雷山村、怡土村(現・糸島市)、周船寺村(現・福岡市)
- 旧・志摩郡(11村) - 前原村(現・糸島市)、今宿村、今津村、元岡村(現・福岡市)、野北村、桜井村、波多江村(現・糸島市)、小田村(現・福岡市)、可也村、小富士村、芥屋村(現・糸島市)
- 7月1日 - 郡制を施行。郡役所が前原村に設置。
- 10月21日 - 小田村が改称して北崎村となる。
- 4月1日 - 郡制の施行のため、怡土郡・志摩郡の区域をもって発足。以下の町村が所属。(19村)
- 明治34年(1901年)9月15日 - 前原村が町制施行して前原町となる。(1町18村)
- 大正12年(1923年)4月1日 - 郡会が廃止。郡役所は存続。
- 大正15年(1926年)7月1日 - 郡役所が廃止。以降は地域区分名称となる。
- 昭和6年(1931年)4月1日 - 前原町・加布里村・波多江村が合併し、改めて前原町が発足。(1町16村)
- 昭和16年(1941年)10月15日 - 今宿村が福岡市に編入。(1町15村)
- 昭和17年(1942年)4月1日 - 今津村が福岡市に編入。(1町14村)
- 昭和26年(1951年)4月1日 - 桜井村・野北村が合併して桜野村が発足。(1町13村)
- 昭和30年(1955年)
- 1月1日(1町6村)
- 可也村・桜野村・小富士村・芥屋村が合併して志摩村が発足。
- 深江村・一貴山村・福吉村が合併して二丈村が発足。
- 前原町・雷山村・長糸村が合併し、改めて前原町が発足。
- 4月1日 - 怡土村が前原町に編入。(1町5村)
- 1月1日(1町6村)
- 昭和36年(1961年)4月1日 - 北崎村・元岡村・周船寺村が福岡市に編入。(1町2村)
- 昭和40年(1965年)4月1日(3町)
- 二丈村が町制施行して二丈町となる。
- 志摩村が町制施行して志摩町となる。
- 平成4年(1992年)10月1日 - 前原町が市制施行して前原市となり、郡より離脱。(2町)
- 平成22年(2010年)1月1日 - 二丈町・志摩町が前原市と合併して糸島市が発足。同日糸島郡消滅。
変遷表
行政
- 歴代郡長
- 郡長を務めた主な人物
- 橋本綱太郎
脚注
参考文献
- 「角川日本地名大辞典」編纂委員会 編『角川日本地名大辞典』 40 福岡県、角川書店、1988年2月1日。ISBN 4040014006。
関連文献
- 糸島郡誌: 全 - Google ブックス(福岡県糸島郡教育会、1927年)
関連項目
- 消滅した郡の一覧
- 糸島半島
- 早良郡


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